人心は、木漏れ日に似る
その部屋の一画で、西条将樹とその他数名が、やたらと話に華を咲かせているようだった。


海里は、枕や荷物、寄せられて壁のようになった掛け布団、それから人をかき分けて、将樹のいる一団を目指す。


「おい将樹」


海里が呼んでも、将樹は気付かない。


「お前のとこはどーよ?
いい女、いねえの?」

「あーダメ。
デブとブスとアホが1人ずつ」


海里には似合わぬ話題で、おおいに盛り上がる将樹たち。



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