ただ今、政略結婚中!
「……もうっ!」


口と誘惑には勝てないから、頬をわざと膨らませてみた。


そんな私を見て、隼人は苦笑いを浮かべる。


「まあ……仕方がないか、脱がすのは戻って来てからにするよ」


髪にそっと唇を滑らせた隼人は思い出したように「ちょっと待ってて」と言って部屋を出て、すぐに戻って来た。


20センチ四方の箱を差し出される。


箱に金色のリボンがかけられている。


「少し早いが、クリスマスプレゼントの一つだ 開けて見ろよ パーティーにちょうどいいはずだ」


「え……」


おそるおそるリボンの結び目をとき、箱を開ける。



< 504 / 566 >

この作品をシェア

pagetop