ただ今、政略結婚中!
「これ……」


プレゼントに目を見張っていると、隼人がそれを取り出した。


そして私の頭にそれを付けた。


「良く似合う」


そう言われて、後ろの鏡に振り返る。


頭の横でバラのモチーフがきらきら光っている。


「スワロフスキー……?」


見事なカチューシャだった。


「じゃない ダイヤだ」


もう一度、目を凝らしてカチューシャを見る。


「こんなにたくさんのダイヤが付いたのなんて、無理だよ 落としちゃう」


髪にただ乗っているだけなのだ。


こんな高価な物、落としそうで怖い。


「そんなに簡単に落ちないさ」


こめかみに軽くキスを落とすと、隼人は着替え始めた。

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