ただ今、政略結婚中!
「どうしよう……本当だったら嬉しすぎる 小さい頃にクリスマスプレゼントをもらったみたいな気分」


幼い頃、サンタさんが本当にいると信じていた。


学校の友達よりは、いつもささやかなプレゼントだったけれど、プレゼントは私の宝物だった。


「帰りに病院へ寄ろう」


「うん」


私の中で妊娠は間違いないと思った。


絶対に妊娠している。



******



自宅に帰る途中、自宅近くの産婦人科に行った。


結果は妊娠していた。


「隼人!妊娠してる!」


待合室で待っている隼人に、人が見ているのもかまわずに嬉しくて胸に飛び込む。


「お、おい もっと身体を大事にしろよ」


隼人が苦笑いを浮かべながらたしなめる。



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