ただ今、政略結婚中!
歯列を割り口内の舌が入りこみ、深く口付けしてくる。


何度も離れては唇が重なる。


そして唇から頬を伝い、耳に吐息がかかる。


そんな……。


「っ……あん」


「耳が感じるんだったな」


耳朶を甘噛みされ、そして舌が耳を這う。


「や……」


「違うだろう?」


彼の胸に手を当てて押しのけようとするけれど、びくともしない。


強く首筋を吸われ、ちりっとした痛みを受ける。


「あっ!」


気づかないうちに掛布団は腰まで落とされ、胸がすっぽり隼人さんの手の中にある。


「や、やめてください」


ツンと上を向いた乳首を指で愛撫されて、甘く体の芯が潤っていく。


気だるく全身に力が入らなくなり、彼を突き放そうとしても突き放せない。


その時、インターホンが鳴り響いた。


彼は軽く舌打ちをすると、私から離れた。


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