ヤンデレ彼氏に迷惑なほど愛されて
「嫌われたくないだなんて、そもそも考えるのがおかしい。愛する者をなんで信じられないんだ。
確固たる自信を持って、自分は相手を愛していると叫び、相手は自分を愛していると吠えるぐらい、信じてあげればいいものの……」
訳がわからないとお兄ちゃんは息を吐く。
「害悪の愛は薄い。薄いくせになぜ愛を求めるのだか。安心できない愛の形――嫌われるのではないかという不安を抱えた状態でよく愛を語れる。
まあ、どんな奴も俺とミナナほどの仲にはなれないが、まあ……」
お兄ちゃんがワタシを見た。
「お前に関しては、気まぐれと言えど、ミナナが助けたほどの何かを持っている。
そこいらの害悪よりかはまともな考えができるんじゃないのか。
大好きな人を“怖がる”こともないだろう」