ヤンデレ彼氏に迷惑なほど愛されて


そのまま突けば、かなり奥まで刺さり、充分な絶頂を感じるはずだが、彼は止まったまま。


肩に乗せているミナナの足を舐めて、肝心なことはしない。


「中途半端は、嫌い、なんですが」


息が荒くなるほど、感じてはいる。しかしてこれらは“前戯”でしかないはずだ。


ねだるはミナナのプライドがあるためにやりたくないが、こうも寸止めをくらえば、言葉が出てしまいそうになる。


「来て」


なるべくプライドを傷つけないながらも、相手にとっては情欲をそそるセリフだ。


実際に彼は招かれるがままになるところだったが、はっとしたように止まる。


「ミナナが、愛しているって言えば、してあげるよ」


「……」


――殺したい。


殺意がそこそこ湧いた。


< 160 / 268 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop