ヤンデレ彼氏に迷惑なほど愛されて


そういうことかと納得する。


つまりは、愛していると言うまでやらず、言わなきゃ昇天できないよ、なんて交換条件だった。


睨むも、彼の指先が太ももを伝えば形が崩れた。


「ミナナが悪いんだよ。言ってくれないから。いくら行動で愛を表現しても、言葉もたまには欲しいよ」


――だからいつ、私はこの人に愛情表現をしたんだろうか。


そこは彼にしか見えない何かがあるのだろう。


愛情表現するも何も、ミナナの気持ちは“微妙”がつくものだ。


彼よりの愛情はあるかもしれないが確証はない。嘘が嫌いというわけではないが、愛していると確証ないことを言うのはためらわれた。


――この人の言いなりになれと?


しつけられたペットに落第したようで嫌だった。


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