ヤンデレ彼氏に迷惑なほど愛されて
――
「銀の吸血鬼(クルースニク)の風貌って、どんな感じなんですか」
「汚い」
「……、害悪という点を除いて」
「あー、うん。除けば、綺麗な顔だと思うけど。銀髪で髪が長い。パッと見は女みたいだけど、背格好から間違うことはないだろうね。歳は二十代前半あたり」
人間全員害悪を除けば、そんな情報を貰えた。
彼が綺麗なと言うからには、なかなかの美形なのだろう。
――銀髪、かぁ。
銀の吸血鬼となるからにはやはりそうなるらしい。
「どうしたの、クルースニクのことなんか聞いて。殺したいなら、俺がやってあげるけど」
「前に怪我させられたのを忘れましたか」
「恐怖なんかミナナのためと思えば消えちゃうんだ。報酬はそうだなぁ。十日間のベッド生活で」