ヤンデレ彼氏に迷惑なほど愛されて


「もういいですよ……。早く帰りたいんです」


だからか、ミナナがそう口にしたのは。

彼の視線がミナナに向いた。その顔は返り血を浴びている。


「そんな奴らに構うぐらいなら、私に構ってください。あなたと帰って、平和にゆっくり、穏やかに、いつものように過ごしたい。

だから、もういいです」


しばらく制止した彼が、男に視線を落とし、両者を銃で撃った。頭だ。全弾を全て注ぎ込み、ゾンビにもなれないほど殺してみせた。


「そうだね。こんな害悪を相手にする前に、帰ろうか」


一ヶ月はなぶりたいと言っていた彼が、この程度で殺したとなれば、男たちにとっては唯一の救いになっただろうか。


同情はしたが、生かしたいわけではなかった。当事者――被害者たるミナナにとっても、この男たちは自分にとって害にしかならない。


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