記憶の桜 -栄枯幻世-
私は歩く足を止めた。
「どうしたの?涼ちゃん」
「貴方がたは芹沢さんをどうするつもりですか?」
沖田さんの顔色が変わった。
「まさか、殺すつも―…」
とんっ。
首の後ろに痛みを感じたかと思うと、立っていられなくなり、体勢を崩した。
そんな私を土方さんが抱き留めてくれる。
「お前は何も知らなくて良い」
「何故…」
私は知らなくても良いの?
すべてを聞きたかったが、私はそのまま意識を手放してしまった。