記憶の桜 -栄枯幻世-


「それは本当なのか?」




「ええ、本当よ」




今は確信が持てなくても、いずれ、それは確信に変わるはず…。




「あんたは誰なんだ?」




「私は白百合。島原の芸妓よ」



正体をばらしても、異常は無い…。




だって、私は新選組副長の妻になる女だもの―。








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