記憶の桜 -栄枯幻世-


しばらくすると、私の正体を知ってる幹部と近藤さん、山南さんが土方さんの部屋に集まり、緊急会議が行われた。




私は聞かれても何も答えられず、ただ一点だけを見つめていた。




「何故、ばれたんだ?知ってるのは、俺達と島原の芸妓の女2人だけだぜ」




永倉さんは腕を組み、気難しそうに唸っている。




「島原の芸妓か…」




土方さんは顎に手を当てながら、考えていた。








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