記憶の桜 -栄枯幻世-


馬乗りになっている隊士は布団を剥ぐと、私の首筋に口を寄せて来た。




興奮して上がった息が首にかかる。




気持ち悪い…。




でも、どんなに抵抗したって、女の私は男の彼らには勝てない。




このまま手籠めにされちゃうのかな…。




そんなの嫌…。




誰か…、誰か、助けて…っ。




「てめぇら、何してやがんだ!」








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