記憶の桜 -栄枯幻世-


「すまねぇな、涼…。お前には奴を…、人を斬らせたくなかったんだ」




彼の悲痛な声が頭の上から聞こえた。




「お前に殺させるくらいだったら、俺が奴を斬った方が良いって思ったんだ」




「うっ…、く…、うあぁああぁ!」




私は彼の胸にしがみつくと、声が枯れるくらい泣いた。









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