記憶の桜 -栄枯幻世-
第8章 舞い散る風花


会津と薩摩の協力で、長州は京の街から一掃された。



しかし、長州は退却の際、京の街に火を放って行った。




民家、寺院、祇園会(ぎおんえ)の山鉾も失われ、長州は朝廷に弓引く逆賊として、扱われて行った――。




それは後に『禁門の変』と呼ばれるようになる。










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