記憶の桜 -栄枯幻世-


その夜。




伊東さん達の歓迎会が行われた。




近藤さんの計らいで、私が元気になるまでめでたい宴は開かなかったらしい。




それを伊東さんも理解してくれたようだ。




何だか、申し訳ない気持ちになる。




私は今まで女中の仕事を休んでいたから、それを挽回出来るように一生懸命働いていた。










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