記憶の桜 -栄枯幻世-


「土方さん…」




何だ、此処にいたのか…、涼は。




オレはそのまま、通り過ぎようとしたが…。




「あっ…、ちょっ…、待っ…て」




「待てるかよ。いてぇだろうけど、我慢しろよ」




「やっ…、っ…!」




おいおい、土方さん、涼に何やってんだよ。




まさか、涼を無理矢理…。




そう思うと、いても立ってもいられず、オレは土方さんの部屋の障子を勢い良く開けた。




「土方さん!何やっ…」






< 346 / 412 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop