記憶の桜 -栄枯幻世-
第4章 雨音に交じりて


それから数ヶ月が経った8月18日―。



ドォン。



朝早くに大砲の音が轟いた。



市中を見に行った山崎さん曰く、長州が天子様の御所に押し入ったらしい。



壬生浪士組も会津藩から要請を受け、出陣し、目覚ましい活躍をした。



その活躍が認められ、壬生浪士組は『新選組』という名を会津公から頂いた。




< 99 / 412 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop