カナリア鳴く空
汗で額に貼りついた前髪。

シルクのように白くて、スベスベな肌。

豊満な胸は、薄いピンク色に染まっていた。

躰を伝う汗はセクシーで、優衣の色気を引き立たせるには充分だった。

「――わたしすごく幸せ過ぎて、死にそう……」

呟くような小さな声で、優衣が言った。

「こうして誠司さんがそばにいるだけで、もう…」

優衣の肌を、また汗が1つ伝う。

それと、かわいらしい言葉とのギャップが激し過ぎて、つい笑ってしまった。

「――もう、笑うとこじゃないです…!」

笑ったら、優衣に怒られた。
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