学年トップ×学年最下位

「あの、教えて貰う側の私が言うのはアレなんですが…私、火・木・土曜日とバイトがありまして…」


横田さんが改まって、本当に申し訳なさそうに言う


「ん。なら、丁度良い。俺も、火・木・土はバイト&塾だから」


偶然にも、予定がある曜日が同じだった


「じゃ、次は明後日でいい?」

「うん。宜しくお願いします!」


っと、元気良くお辞儀をする横田さん

そして、頭を上げた横田さんの顔は笑顔で

その、笑顔に少しだけ心臓が高鳴った気がした


「じゃ、また学校で」


心臓の高鳴りを隠すように、別れの挨拶をする


「うん、気をつけて帰ってね!バイバイ」


っと手を振る横田さんに、返事をするように軽く手を上げて玄関を出た

< 15 / 67 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop