レッスン ~甘い恋の手ほどき~
身支度を整えて、コーヒーを入れていると彼が起きてきた。
「おはよう、華帆」
「おはようございます」
「おいで」
彼に言われるままに、そばに行くと、ぎゅっと抱きしめられる。
ちょっと恥ずかしいけれど、こうされるのはとてもうれしかった。
耳元で感じる彼の吐息。
心臓の高鳴りが、彼に伝わってしまう気がして、少し身動ぎしても、彼は離してはくれない。
「もうちょっと」
私の髪に指を入れながら、強く抱きしめてくれる。
一瞬、その力が緩んだかと思うと、彼の顔が近づいてきて、そっと唇を奪っていった。
「これで一日頑張れる」
いたずらっ子のように微笑んだ彼は、私の頭を撫でた後、まだ熱いコーヒーを口にした。