レッスン ~甘い恋の手ほどき~
私ったら、なんてことを告白しているんだろう。
しかも、男の人の前で。
彼のあんな現場を見てしまって、どこか、おかしくなってしまったのかもしれない。
あんなことを言われて……。
「あなたは十分魅力的です。女として失格だなんて。その魅力を引き出せない男が悪い」
彼の言葉は、本当に私に向けられたものなの?
ふぅー
大きなため息を吐いた彼は、自分のグラスにもワインを注ぐ。
深いボルドーのそれは、キラキラと反射するライトに照らされて、幻想的な雰囲気を醸し出している――。
「だけど、僕も失格です」
「えっ?」
「やっとわかりました。愛のない結婚なんて、何の意味もないと」
結婚……彼は、はっきりそう言った。