副会長の秘密







「……何かあったの、亜稀ちゃん?」







次の日の放課後。


私は気分が上がらなくて顔を机に俯せていると、


みなちゃんが心配そうに声をかけてきた。





「うー……いやそのー………」

「…?」

「………つ、つき、………みなちゃんの付き人って何人いるのかなあーって思って…」





ううっ……やっぱり言えないよーー!!!!





ってか付き人って。
もう少しマシな嘘をついてもいいじゃんか!!(泣




言った後に、少し後悔をしながら、ううっとまた顔を伏せた。




「ええっと…5人くらいかしら…?」

「あ…えっ、本当にいるの!?」



ビックリしてガバッと起き上がると、ニッコリと笑うみなちゃん。



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