片想

アタシから話しかけることもない。

必要最低限、
仕事の用件のみ。


でもそれはたぶん、
彼はアタシにどう声をかけていいのかわからないのだと思う。

アタシに話したことを後悔しているのだろう、
きっと。


――彼は何を思ってるんだろう。






「アカネがね…、
とても薬師さんのことを気にしてたんだ…」


その声にハッとして顔をあげる。



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