片想
「アタシもっと…
和水チーフと一緒にいたいんです…」
「薬師さん…?」
「今まで一生懸命仕事してきたのも、
頑張って資格試験を受けたのも…
全部…」
こんなこと言ったら。
終わる。
終わってしまう。
今までのささいな幸せを全部失って。
もう和水チーフの傍にはいられなくなる。
でも。
もうこれ以上このままでいることは苦しくて哀しくて。
その苦しみも哀しみも彼のせいだと想うことで…
アタシはそれでじゅうぶんに幸せを感じることができていたのに。