片想
「…薬師さん?」
彼女たちと別れると同時に宮垣くんがアタシを呼んだ。
「どうしてここに…?」
「いつもと様子が違うから」
いつもと違うって。
そんなこと言う宮垣くんだっていつもと違う。
黙ったままでいると彼は続けた。
「ボランティアの参加者の方の葬式に参列するからって言ってただろ?
だから和水チーフに薬師さんの参加団体を聞いてきた」
それでも。
アタシのこといつも疎ましがっているのにどうして…?