トキメキ☆ラブマジック







体育祭はそのあとの競技に移り、順調に進んだ。



しばらくたって唯だけが戻ってきていた。



普通に振る舞っていたが、目が真っ赤に腫れていたために泣いたことがわかった。







唯、誰のために泣いたんだよ。




その涙、誰にぬぐってもらったんだよ。







まぁ、そんなことわかりきっているのにな…



自分が入り込む隙なんてない、ずりぃよ兄貴たち。







俺はその日先に帰って、自分の部屋から一歩も出なかった。






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