泣かない家族

<セカンド・オピニオン>

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医師の診断や治療法について、患者が別の医師の意見を求めること。1980年代にアメリカの民間医療保険会社が医療費抑制策の一環として導入し、アメリカでは定着している。意味のあるセカンド・オピニオンを行うためには、最初の医師が検査データや診断を明らかにすることが不可欠で、医療の情報公開を促進することになる。セカンド・オピニオンは必然的に医師の能力評価につながるため、情報公開の遅れている日本では医師や病院の抵抗が強く、全体的にはまだまだ不十分である。しかし、静岡県浜松市の聖隷三方原病院、大阪府立成人病センター病院、国立病院機構の各病院など熱心に取り組む病院が増えつつある。


近年は札幌でもセカンド・オピニオンを受け入れてる病院が増えていてネットで検索しても結構出てくる。

その中には北海道大学病院も入っている。

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がんセンターからは「丸山ワクチンは効果がない」と言われた。

でもやってみないとわからない。


母をこの病院へ連れてきたのはあの乳腺外科の医者だ。

手術を出来ない身体の母の担当医から外れて内科医に変わってもらいたいのにいつまでもこの人が母の担当医としている。


母の転移は病院の完全な見落としだ。


父と兄、特に兄は何度もこの担当医と喧嘩の様に揉めていて結局病院側が折れて、セカンド・オピニオンでの情報開示もするし、免疫療法を受け入れる病院があれば協力するという話になった。


兄がその受け入れ先を探す事になった。


そんな大事になっているのにあたしは相変わらず知らずに働いていた。

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