空に帰った彼氏

デートの日。
「アトムくん、待った?」
「待った笑」
「ごめん。掃除当番だった…」
「知ってる笑
見てた」
「もーアトムくんのばかっ」
ちゅっ
ってアトムくんがほっぺに
キスをした。
「ン?もう一回しようか?」
アトムくんは、サドだ。
優しいのに意地悪になる。
「アトムくん?」
「ん?」
「好き」
「愛してるだろ?」
「うん。愛してる」
「どれくらい?」
「死ぬほど」
「よく言えました」
ってアトムくんは、ぎゅーってしてくれた。
旗から見たらバカップルなことは、わかってる。
でも、お互い初めての彼氏・彼女だから
ほかの事は気にできなかった。
「わー海だぁ」
私は、叫んだ。
そしたら、アトムくん
「勇樹~愛してる~」
ってさけんだ。
わたしは、恥ずかしかった。
でも、嬉しかったから
「アトムくん~私も~」
って言ったら
「何が~」って
さすがサドアトムくん。
そんなとこも好きだ。
「愛してる」って耳元で
わざと言ってあげたら
アトムくんの
デコピンがきた…
「痛ーっい」
「ごめんごめん」
って頭をなでながら
ぎゅってしてちゅってされた。
そらは、藍色…
「帰ろうか」
手をつないで帰宅。
アトムくんは家まで送ってくれた。
「また、ね」
ちゅっ
ってアトムくんは帰っていった
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