¥報酬1000万円


大島が腹を抱えて笑っている…

この状況に誰もが驚いた…


『…俺はこいつら一人一人に今日の第1部から第4部を通してこんなことを言ったんだ…『……実は今日で俺はここで働くのを最後なんだ…。俺が死ぬのは承知で頼みがある。……3000万払うから…その代わり、俺に1票だけ票を入れて欲しい。最後に票を1票だけでも得て死にたい。俺は無票で死にたくない…それだけが心残りで死ぬに死にきれない…』そう話したら誰もオッケーしてくれたよ…。』

そう大島は、客に自分に1票だけ入れてくれたら金をやると持ちかけ、あたかも1人にしかその話をしてないかのように話すことで、ほとんどの客を自分に票を入れさせることに成功した。





『…俺に考えがある…!上で待ってる…!』



『……ありがとう…!』

そう残すと大島は地下を後にした…









『……永井くん……待っていたよ…。』
『……長嶺さん…ですよね…』
それは兵士として働く、斬首刑執行者の1人との接触を図る。


『…思っていた通りだ…。俺があいつに教えた脱出方法を聞いて俺に協力を依頼しに来たんだろ…?』

すべて読んでいる長嶺に驚いた。
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