2度目の恋は、やさしい蜜の味
「そうだ、今夜サークルの飲み会があること忘れてないよね?」


そういえば、そんな話があったような……


「その顔……やっぱり忘れてたんだ。まぁ、今の恰好見れば忘れてたの丸分かりだけどね。さすがにその恰好で外出するのは危ないから一旦戻って着替えなさいよ」


短パンとキャミソールにパーカーを羽織っただけのいわゆる部屋着の美月に由美は溜息まじりに言った。


「大学もバイトも休みの日で予定が何も入ってない日はゆるーく過ごすって決めてるんだもん。サークルの飲み会の件はうっかりしてた」

「まったく……美月が着替えに戻る時私も一緒に出るから、そのままお店まで一緒に行こう。あと、今日の飲み会にOBOGも参加するんだけど、その中に私の彼もいるからついでに紹介するね」

「本当!?うわぁ、話にしか聞けていなかった彼氏さんを拝める日がくるとは。付き合いだして3年だったよね。楽しみだなぁ。2人のお邪魔にならない程度に由美とは話すように心がけるね」

「変な気回さないで。向こうは向こうで勝手にやると思うから」


と由美は言ってるけど、最近仕事が忙しくて彼と会えていないという話を聞いていたし、彼氏さんに会うのは久しぶりなんだろうから、由美にべったりくっついてしまうのは今日は止めておこう。





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