オレはそんな彼女に恋をした    ~地獄鬼の襲来!~ [完]

しかたがないというように燐はタンスから上着を引っ張り出した

そして服を着ながら聞きたいことが有るであろう珈衣に声をかけた





「ンで、何を知りたいんや?」





近くの椅子に座りながら珈衣をみて首を傾げる燐

それに珈衣は淡々と答える






「ここがどこなのか、どうしてここにいるのか、あと昨日のこと全部!」





服を着終えた燐ははぁ、といいながら説明を簡単にした






「ここは俺んち、でここに珈衣がいるのは昨日あの後倒れて、お前の家わからへんから俺んち連れてきた。あと鬼は地獄鬼で、あの後逃げて行った。後の詳しいことは飯の後で。OK?」







めんどくさそうにそう言った燐に珈衣はうなづいた






「じゃ、飯の準備してる間に風呂入ってきぃ。部屋出て右の突き当りや。とりあえず、服はこれ、きときぃな」






そう言ってさっき自分の服と一緒に出した服を珈衣に渡した
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