ごく普通の女子高生が、暴走族のお気に入りになって恋しちゃった話
「雄也、君っ・・・」

はぁ、はぁ・・・全力疾走してきたから、息がヤバいよ・・・・。

「よっ、海乃莉」

「純弥なら、まだ補習受けてて、まだ来ないよ?」

「うん。そこを狙った」

はい?そこを狙ったですって?純弥に会いに来たのに、張本人いないのに、そこを狙ったってなに?

「あの、ゴメン、意味わかんないよ」

「だーかーら、俺は、純弥に会いに来たんじゃなくって、海乃莉に会いに来たの」

あ、そいことか。私に会いに来たのか。そっかそっか。納得。

・・・・。

「なんで?」

「ん?」

「なんで、私に会いに来る必要があるの?なんか、私、ヤバいことでもした?」

だって、それしか考えられないでしょ?!私が悪いことしちゃって、親がいないから、知り合いのお兄ちゃんがきてしまった。という、残酷な物語!!

「ははっ、海乃莉は面白いよなぁ・・・・俺が海乃莉に会いに来たっていうのは、だた、海乃莉に会いたくなったから。それだけだよ」

ポー//////

なんだろ、やっぱり、年上の人は言うことが違うんだね。うん。

「あ、もう戻らなくちゃ・・・・じゃ、バイバイ」

「うん、ばいば」

そう言いかけたとき、頬に温かいものがあたった。

「えっ」

「じゃーね」

その温かいものに気が付くのは、10秒後だった。

まさか、私・・・・ほっぺちゅー、された・・・?

「い、いゃーーーーー!!」

まさか、2日連続でちゅーが奪われるとは・・・。



 。



 。

「はぁ?!雄也君にキスされたぁ?!」

「ちょ、優乃っ声でかいってっ!!」

「でかいもなにも、でかくなんないほうがおかしいでしょ?!」

ま、まぁそうだけどさぁ・・・

「純弥に、なんて言おう・・・・」

「ほんとうよ・・・ここは、やっぱり正直に」




「ごめん、聞いちゃった」


え、純弥・・・?


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