君のとなりで。
それからもあたしは全く勉強をせずに、テスト1日目を向かえた。


「あ~緊張してきたよぉ…」


「亜実は頭が良いんだから頑張れ!」


「愛子の方が頑張ってよ…欠点にならないようにね…」


「あたしは欠点の勉強をすでにしてきたようなものだから、気にしない。」


「言ってる事、意味解らないよ…」


あたし達は残り時間を笑いながら過ごした。


「おーい、3分前だぞ!入れっ!」


試験監督の先生が、あたし達を教室の中に入れる。


「頑張ろうね!」


部屋に入る前、隣の教室に入っていく直樹くんを見た。

胸が高鳴った。


と思い込んだ…─────
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