Luck TesT
「こいつはかなりヤバイかもしれんぞ」

鑑識部屋に入ると、難しい顔をしてパソコンとにらめっこをしている富永が言った。

「何かわかったのか?」

布施が聞くと、富永は首を横にふった。

「逆だよ、何にもわからなかった」

そう言って、かけていた眼鏡を外し、鼻の頭を軽く揉みながら続けた。

「この携帯に届いていた送り主不明のメールだがな、何一つ手がかりはつかめなかった」

その言葉に、難波はがっかりしたような表情を浮かべた。



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