Luck TesT
「あの、捜査一課の布施さん、お願いします」

受付にいるお姉さんにお願いする。
不思議そうな表情でこっちをみながら、少々お待ちください、といって、お姉さんは傍においてあった受話器をとり、電話をかけた。

二言、三言しゃべると、お姉さんは入館許可証を手渡し、館内ではそれをつけてください、と言い添えて、少々お待ちください、としめた。

はい、と答えたが、ほんの数分で迎えはやってきた。

「遅くなりました」

そう言って現れたのは布施ではなく、難波だった。

「いえ。あの、携帯は…」

こっちへどうぞ、と案内する難波の後に続く。

「ごめんね、もう少しだけ借りられるかな」

「はぁ…」

そんなに時間がかかるもんなんだろうかと思いつつ、私は頷いた。


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