Luck TesT
難波の運転する車に乗って、1時間くらい経っただろうか。
到着した場所は、都心から外れた場所にある廃校のようだった。

「難波さん、ここは…?」

車から降りて、葵を担ぐ。

「以前、ちょっと捜査で来たことがあった場所なんだ。もう、今は廃校になってだいぶ経つみたいだけど。学校なら、保健室とかあるから、ベッドもまだ使えると思ってね」

難波さんの言葉に、俺は小さく頭をさげた。

「手、貸そうか?」

難波が聞いてくる。
俺は首を横に振った。

「大丈夫です。葵は…俺が護ります」

その言葉に、難波は笑った。

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