伝えたい
…気になる
「………。」
何なの一体…
「………。」
いつまで…
「いつまで見てんの!?」
さっきからじーっと
ただ黙って練習を見られてる
「集中出来ないでしょ!?」
「あー。わり。てか、やっぱダメだわお前。」
「はあ!?」
「まずホームがなってねぇんだよ。もっと腰落とせ。腰!」
「えっ……わっ!」
いきなり近づいたと思ったら
力ずくで私を沈める
「あと不真面目すぎ!楽しいのは分かるけど唄いながらやるな!」
「!!」
わ 私また唄ってた!?///
「なっ何なのいきなり…」
「あ?教えてやってるに決まってんだろ??」
「誰も頼んでな…」
「うっせえ。」
「痛い!痛い!痛い!」
「見てるこっちがムカつくんだよ。」
「だからってつねるな!」
「お前放課後って暇なの?」
「え…うん?…大抵は…。」
「じゃあ決定な。」
「え?何が!?」
「これから放課後は個別レッスンしてやる。」
「ちょっと…」
「覚悟しとけよ?」
「…っ……///」
ニヤリと笑う悪魔に
ときめく私は
やっぱりバカだ……。
