ちょこれーと
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目が覚めると、そこには青柳君の顔があって、
そして、私を包むように彼の腕がしっかりと私を包んでいた。
この1週間見る事の出来なかった、顔
彼が、目を閉じているのをこれ幸いと、ゆっくりと眺めた。
きゅっと引き締まった口元
すっと通った、少し高い鼻
それから…少しだけ長いまつげ…
今は閉じられて、見ることが出来ないきれいな瞳…
本当に…私…で、いいのかな?
そんな考えが、脳裏を過ぎった…