俺様ヤンキーに愛されて。~third~
俺は…生きていけねぇ。
そう思いながら猛を見ると複雑な表情で俺を見ている。
何だよ。
俺は体重を前にかけて猛の方へと歩き出した。
「何だよ猛。何かあんのか?」
「いや、別に…何もねぇ」
そう答える猛は俺と目を合わそうとしない。
コイツ…昔から嘘つくの下手だからな。
俺は猛のかけている四角い黒ぶちメガネを無理矢理外した。
「なっ……!!!!」
「みあの事だろ。隠さずに言えよ」
「……………」
猛は一向に口を開こうとしない。
……何で黙ってんだよ。みあの彼氏は俺だぞ?