俺様ヤンキーに愛されて。~third~






白金は頭をガシガシと無造作に掻いてため息をつく。









「俺…今はお前の話を聞きたくねぇ」





「……え?」





「悪ぃ。……今は1人にさせてくれ」





「ー………っ!!!!」









あたしは喉まで出てきた言葉を無理矢理飲み込んだ。



白金の表情があまりにも切なかったからー………。







今は……何も言えない。



言ったって…聞けないんだね。





あたしは無言で白金に背を向けて校舎への扉へと歩き出す。









別れたワケじゃないのに



何故か涙が溢れた。







期待してたのかもしれない。



白金に全部話したら………








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