俺様ヤンキーに愛されて。~third~
そう言って差し出されたのはチョコ味のアイス。
教室が冷房で冷えているといってもまだまだ暑い。
アイスを食べれるなんてスゴい嬉しい。
「ありがとう」
「……ハハッ
すげぇ嬉しそうだな」
「だって嬉しいんだもん」
「そっか…ならよかった」
白金は優しく微笑むとあたしの手にアイスを乗せる。
袋越しでも伝わるアイスのひんやりとした冷たさに少し身震いをした。
「……美味いか?」
「うんっ!!美味しい」
あたしはチョコ味のアイスをパクパクと食べる。
白金はそんなあたしを頬おずえをつきながら見ていた。