俺様ヤンキーに愛されて。~third~
「よかった…ゆ…びわ取られなくて……」
「みあ。あたしも協力するから
白金くんの記憶…戻るように頑張ろうね」
「うんっ……ありがと……」
華に微笑むと頭に優しい感触。
「…………!!」
「みあどうしたの?」
後ろを振り向いたケド…誰もいない。
あの優しい感触は、白金だと思ったのに…。
今のはもしかして…白金の失った記憶かな?
「…みあ?」
あたしは薬指に指輪をつけて華の方を振り返った。
そこには不思議そうな表情の華。
華がいなかったら、今頃あたし指輪も心も失ってた。
……ありがとう。
「華…大好きだよ」
「いきなり何?…あたしだって大好きだよ?」