俺様ヤンキーに愛されて。~third~
不安と悲しさに呑み込まれて
自分がどうしたらいいのか、分からなくなる。
あたしは机に肘をつきながら頭を抱えた。
「………の……さん」
ボヤボヤと聞こえてくる誰かの声。
あたしが反応を示さないことにイライラしているのか、話す声がだんだん大きな声になる。
「佐々野さん?聞いてる?」
「……え、あ……何ですか?」
顔を上げると、目の前にいたのはクラスの委員長。
不機嫌な表情であたしを見ている。
「もう!1回で聞いてよ!
今日の球技大会の話!!」
「き…球技大会……?」
そうだ……。今日は球技大会だった…。
白金のことでいっぱいいっぱいで、すっかり忘れてた。
あたしの考えてることが分かったのか、不機嫌な表情がさらに歪んだ。