俺様ヤンキーに愛されて。~third~







……………え?



思いがけない白金の言葉にあたしは何も言えなくなる。





そんなあたしをギューっと抱きしめ続ける白金。










ーーー「久しぶりに触れられたのに……お前はすぐ俺から離れるのかよ…」








白金の切ない声が耳に響く。



………白金。





どんな、どんな顔をしてるの?


そう思うけど抱きしめられてるから、あたしは白金の表情を見ることが出来ない。











そんな時に耳に届いたのは










ーーー「………みあ……ゴメンな……」












白金の、消えるような小さい声。





白金の声が消えると

あたしが腕の中にいるって確かめるみたいに、白金の腕に何度も入る力。






ギュッと力が入るたびに、


くっついている体がさらに白金にくっつく。







溢れる涙で白金の服はびしょ濡れ。






< 355 / 402 >

この作品をシェア

pagetop