俺様ヤンキーに愛されて。~third~
……………え?
思いがけない白金の言葉にあたしは何も言えなくなる。
そんなあたしをギューっと抱きしめ続ける白金。
ーーー「久しぶりに触れられたのに……お前はすぐ俺から離れるのかよ…」
白金の切ない声が耳に響く。
………白金。
どんな、どんな顔をしてるの?
そう思うけど抱きしめられてるから、あたしは白金の表情を見ることが出来ない。
そんな時に耳に届いたのは
ーーー「………みあ……ゴメンな……」
白金の、消えるような小さい声。
白金の声が消えると
あたしが腕の中にいるって確かめるみたいに、白金の腕に何度も入る力。
ギュッと力が入るたびに、
くっついている体がさらに白金にくっつく。
溢れる涙で白金の服はびしょ濡れ。