俺様ヤンキーに愛されて。~third~
何この感触……。
自分の頭に付いている物が何か分からなくて、あたしは自分の手で何度も頭を触る。
そんなあたしを見て銀色コナンくんは、慌てて口を開いた。
「包帯が巻いてあるから、あんまり触るな。」
「………包帯?」
…そっか。包帯か。
頭を打った時に…切れちゃったのかな…。
あたしはゆっくりと頭から手を下ろす。
「……………。」
「……………。。」
病室に流れる沈黙の時間。
あたし……銀色コナンくんといつもどんな話してた?
この気まずい空気をどうにかしたいけど、話す言葉が見つからない。
銀色コナンの方へチラッと視線を向けると……銀色コナンもあたしを見ていた。