oneself 後編
あたしは最近、何かが吹っ切れたような気がする。
お金も十分に貯まった。
欲しいと思った物は、躊躇なく買えた。
それでもこうやって続けているのは何故なのか…
それすらも考えなくなっていた。
夏休み中という事もあって、あたしは週5で出勤していた。
早く終わった日は、終電で家に帰る。
終電に間に合わなかったは、始発で家に帰る。
とにかく睡眠時間以外は、ほとんどミナミにいた。
そんな生活が、色んな事をおかしくしていったのに…
勿論、そんな事には気付けなかった。
終電に間に合わなかった日は、翼と仕事終わりに飲みに行くのが日課となっていた。
この頃、翼とハル君の関係も変わった。
最近、二人の間では良く喧嘩が起こる。
それはきっと、二人の間に体の関係が出来てしまったから。
翼は、「ハルは変わった」と、悲しそうに言っていた。
色なんかなくたって、枕なんかされなくたって、翼はハル君が好きだったのに。
信じたい反面、誰にでもしているんじゃないかって。
それを口にすれば、喧嘩になって。
翼はその度に、哲平のお店に行こうと言った。
気付けば、哲平のお店に2回3回と足を運ぶうちに、あたしも哲平も、それに何も感じなくなっていた。
お金も十分に貯まった。
欲しいと思った物は、躊躇なく買えた。
それでもこうやって続けているのは何故なのか…
それすらも考えなくなっていた。
夏休み中という事もあって、あたしは週5で出勤していた。
早く終わった日は、終電で家に帰る。
終電に間に合わなかったは、始発で家に帰る。
とにかく睡眠時間以外は、ほとんどミナミにいた。
そんな生活が、色んな事をおかしくしていったのに…
勿論、そんな事には気付けなかった。
終電に間に合わなかった日は、翼と仕事終わりに飲みに行くのが日課となっていた。
この頃、翼とハル君の関係も変わった。
最近、二人の間では良く喧嘩が起こる。
それはきっと、二人の間に体の関係が出来てしまったから。
翼は、「ハルは変わった」と、悲しそうに言っていた。
色なんかなくたって、枕なんかされなくたって、翼はハル君が好きだったのに。
信じたい反面、誰にでもしているんじゃないかって。
それを口にすれば、喧嘩になって。
翼はその度に、哲平のお店に行こうと言った。
気付けば、哲平のお店に2回3回と足を運ぶうちに、あたしも哲平も、それに何も感じなくなっていた。