君がくれたもの
RRR………


隣で女の携帯が鳴り、女が電話にでる。


「お疲れ様です!どうされました?あ…はい、…はい。わかりました。明日には資料作りますね。」


このハスキーな声どっかで………

瞭我は聞き覚えのある声だと思い

女に何気なく目をやると

女もこっちを見ていた。


あまりにも不自然に見てしまった為、瞭我は女に声をかけた


「あの…すみません。失礼ですけど……。あぁ…勘違いだったらすみません!どっかで見たこと…いや聞いたこと?ん~ょ…よくわからないんですけど、俺のこと知りませんか?」

幸はフッと少し笑うと



「は?勘違いじゃないですか?友達にあたしが似てるとかですか?」


幸は昨日のことを少しでも覚えてた男にホットしたが


雨の中大変だった昨日を思い出し


とりあえず知らないフリをして意地悪をしていた。




< 22 / 73 >

この作品をシェア

pagetop