最後の恋


次に目を覚ました時は、もうお昼前だった。

枕元にある携帯を見たら、11時半を過ぎていた。

こんなに寝てたんだ…布団に入ったまま携帯を見ていると、夜中の4時頃に椎名から着信が入っていた。

もしかしたらそんな時間まで飲んでたのかな。

見てすぐに電話をかけ直したけど、椎名は出なかった。


「やっと起きたのね」

「もう昼だぞ、寝過ぎだ」


パジャマ姿のままリビングに行くと、お父さんとお母さんは呆れたように私を見て笑う。


「二日酔いなってない?」

「うん、ぐっすり眠れたし全然大丈夫。スッキリしてるくらいだよ」

「ははっ、呑気な奴だな」


リビングに響いたお父さん達の笑い声に、私もつられて笑った。


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